国税は法人カードで支払うのが絶対賢いその理由とは?
2017年より、国税のクレジットカード払いが可能になりました。まだ可能になったばかりですから、国税をクレジットカードで支払えることをご存知と言う方は、それほど多くはないでしょう。
ここで、国税をクレジットカードを使う賢い様々な方法がありますので、ご紹介いたします。まずは、国税がクレジットカードで支払えることになりましたが、国税の他にクレジットカードではどんなものが支払えるかについて、そして使うカードによっては損することもあるということについて、どのようなことで損するのか、具体的にご紹介いたします。
また、クレジットカードで支払える国税はどんなものがあるかについて、さらに国税をクレジットカードで支払う場合の注意点とはどのようなことがあるかについて、それから、節税のためにおすすめなのは「法人カード」なのですが、その理由は何であるか、多額の税金を払う場合におすすめのカードはどんなものがあるか、これを機に節税するにはどうしたらいいかについて、お伝えいたしましょう。
楽天カード、オリコカード、アメックス、ビザカード、JCBカード等クレジットカードは、ほとんどの人が持っています。間違った使い方をしますと、カード地獄に陥ってしまいますが、正しく賢い使い方ですと、ポイントがたまってお得です。このあたりを間違えないように使う事が大事です。
先々にはクレジットカードが、まずます便利になるでしょうから、これを機に見直してみても良いでしょう。国税をクレジットカードで払う事は、何と言いましても、便利です。カード払いで引きおとしになるのですから楽ですし、いちいち支払場所に行くと言う手間も省けます。
ただ、クレジットカード払いは企業等、多く税金を払う場合に向いています。その理由等は記事にありますので、ご一読下さり、カードの使い方も考え直してみると良いでしょう。ポイントをうまく活用すれば、クレジットカードはお得なものです。この記事をご参考に、クレジットカードの在り方や法人カードでの税金払いについて考えてみましょう。
国税がクレジットカードで支払えるようになった!
最近はクレジットカード払いが多くなりました。電熱費、通信費、保険料、意外なところで家賃もそうです。その他に住宅関連では敷金、礼金、仲介手数料、引っ越し費用、教育関連においては、入学検定料、保育料、学習塾の費用、給食費、その他に生命保険料、社会保険料、火災保険料、病院費用、ふるさと納税等がクレジット払いが出来ます。2017年には国税もクレジットカード払いが出来るようになりました。
クレジットカードを所有している人は多いでしょうから、このように支払に使えると便利です。そのクレジットカードの会社にもよりますが、様々なポイントがあり、使えば使うほど、お得になるということもあります。このポイントをうまく使って、得をする人も多いでしょう。そのカード会社にもよりますが、ポイント数により、金券や飛行機のマイルに交換できたりします。
そのようなお得感のあるクレジットカードで、国税払いができれば、払い忘れ防止にもなりますし、使うカードによっては得するでしょう。但し、気を付けないと、損してしまう場合もあります。このあたりは、よく確認されると良いでしょう。また、これは当たり前のことですが、登録してある口座に残金がないと、引き落としが出来なくなりますので、ご注意ください。こういったことが続くと、信用問題になり、カードを持てなくなってしまう可能性がありますから、気を付けなければいけません。
クレジットカードをうまく使いましょう。
使うカードによっては損する事も!
国税がクレジットカードで払えるというのは、とても便利なことですが、使うカードによっては損をすることがあるので、この点は良く押さえておいた方が良いでしょう。
実は、クレジットカードで国税を払うと決済手数料が掛かるのです。
手数料は納付税額によりますが、納付税額1円〜1万円で82円、1万1円〜2万円で164円というように1万円を超えるごとに決済手数料が税込で82円ずつ加算されます。4万円以下の納付の場合はこの決済手数料が納税額の1%を超えてしまう場合がありますから、要注意です。還元率1%のクレジットカードですと手数料の方が高くなってしまいます。こう考えますと、クレジットカード払いは損です。
また、税金の支払いに関して、ポイントの付き方が変わると言うカードがあります。残念なことに還元率が通常の半分になるようです。
アメリカンエキスプレスカードを例にご説明いたしますと、通常では100円で1ポイントですが、税金の支払いに限っては200円で1ポイントと通常の半分の還元率になります。
こういったことがあるといけないので、お持ちのクレジットカードをよくご確認なさった方が良いでしょう。また、クレジットカードには限度額もありますので、そちらも確認しましょう。
しかし、そうは言いましても、アメリカンエキスプレスカードは、ポイント価値が他のカードと違うので、まるっきり損するわけではありません。少々ややこしい話ですが、飛行機のマイルに換算すると損ではないのです。
JALを例に取りますと、羽田、千歳の往復は4万円は掛かります。この区間の特典航空券発券に必要なマイルは11,250マイルで税金払いでこのマイルを獲得するには、225万円の税金を払うことになります。
この額の税金ですと、決済手数料は18,450円です。この手数料でこの区間の飛行機チケットを買ったと思うと安いです。
クレジットカードで支払える国税一覧
クレジットカードで支払える国税をご紹介いたしましょう。
申告所得税及び復興特別所得税、消費税及び地方消費税、法人税、連結納税の法人税、地方法人税、連結納税の地方法人税、相続税、贈与税、源泉所得税及び復興特別所得税の告知分、源泉所得税の告知分、申告所得税、復興特別法人税、復興特別法人税の連結納税、消費税、酒税、たばこ税、たばこ税及びたばこ特別税、石油税、石油石炭税、電源開発促進税、揮発油税及び地方揮発油税、石油ガス税、航空機燃料税、登録免許税の告知分、自動車重量税の告知分、印紙税といった国税がクレジットカード払い可能になったのです。
税金ってこんなにあったのかと今更のように思われる方も多いでしょう。こういった税金は、一般人にはわかりにくいものが多々あります。でも、事業を営んでいる自営業の方ならば、馴染みのあるものがあるでしょう。そうでない方には、余り聞いたことのないような税金がいくつかあるのは仕方のないことですが、こう並べてみますと、税金の種々様々が見えてきます。
このような税金がクレジットカードで払えるのは手間が省けて助かるでしょう。但し、先ほども書きましたように損をする場合もありますから、ご注意ください。
国税をクレジットカードで支払う際の注意点
国税をクレジットカードで支払う際の注意点をお話しいたします。
1000万を超える国税はクレジットカードで支払う場合、分割にすると良いでしょう。その際の注意ですが、国税クレジットカード支払サイトのシステムで1回に支払える上限額は990万円です。上限額は1000万円と思われがちですから、この点は要注意でしょう。たとえば、1800万を2回に分けてクレジットカードで支払う際は、1000万と800万はできませんから、900万を2回に分けて支払うようにすれば良いのです。
そして、このように分割で国税を支払う場合、複数のクレジットカードが使えます。そして、カード名義は誰でも良いのです。と言いますのも、カード情報の入力画面にカード名義人を書く欄はありませんから、特に誰の名義で大丈夫でしょう。その際はなるべく還元率の良いクレジットカードを使うと良いでしょう。経理で問題にならなければ、個人カードでも大丈夫です。
また、ここでクレジットカードの限度額も注意が必要です。国税を払う際にクレジットカードを使うには限度額を確かめないと、限度額を超えてしまっているので扱えないということになります。大体のクレジットカードの限度額は数百万円〜2000万円でしょうから、ビジネスで国税を支払う場合、超えてしまいそうな額です。その場合は限度額の一時増額をクレジットカードの会社に相談できます。
このようなことに注意してクレジットカードを使いましょう。
節税をするなら「法人カード」がおすすめ
事業を行っている人は税金を納めなければいけません。個人事業であれば、所得税、住民税、事業税、法人事業であれば、法人住民税、法人税、法人事業税でしょう。こういった税金の節税対策として、有効なのは「法人カード」です。
「法人カード」とは、会社、個人事業主等の企業(法人)に対して発行されるカードのことを言います。ゴールドカードが多く、jcbゴールド(審査が厳しいようです。)、visaゴールド,アメックスゴールド,オリコゴールド等があり、visaカードとの組み合わせになっている銀行系の法人カード等、様々なものがあるのです。
これらのカードがなぜ節税になるかといいますと、高還元率でしょう。国税のクレジットカード払いは手数料がかかりますが、そちらは経費でできます。そうなりますと、税金そのものは、事業の税金になりますから、かなり高額です。それに対する還元となると、なかなか良いポイントがたまるでしょう。ポイント交換で飛行機のマイルにすることもできますから、出張や研修、社内の旅行等に使えてお得です。
また、アメックスカードがあれば、ラウンジも使えますから、搭乗待ちの時間を有効に使えるでしょう。ラウンジはゆったりできますし、飲み物やその航空会社にもよりますが、軽食もあります。そういう時間にメールを打つ等、ビジネスに有効なことに使えるでしょう。そのような時は気持ちがゆったりするので頭がさえますから、良い考えが思いついたりするものです。
つまり、税金ものものが安くなるわけではありませんが、税金を払うことによって、飛行機代等が節約できるというわけで、うまく使えば、社内の良いコミュニケーションにも使え、社員同士が仲良くなる事で仕事の効率が上がる可能性大です。法人カードをうまく使いましょう。
多額の税金を支払う方におすすめなカード
多額の税金を払うと言う事業を営んでいる方にお勧めの法人カードをご紹介いたしましょう。
まずは、セゾンプラチナビジネスアメックスです。個人でも法人でも作成可能で、法人で作成する場合は法人口座を使えます。高還元率が魅力の一つで100円あたりJALマイル1125マイル獲得できるのです。100万円以上の税金を払っている事業者の方でしたら、この還元率は魅力たっぷりでしょう。飛行機のチケットは出張にも社員旅行にも使えます。ポイントで手に入るなんて、お得というより他ないでしょう。
さらに限度額が余裕というのも強みです。多数のカードの中で、これほど限度額が大きいカードはめずらしいほどですし、税金支払いのための一時的な増額も可能ですから、ご都合に合わせて使えそうなのも嬉しい限りでしょう。年間費は初年度2万円、年間200万円以上の決済で翌年からは年間費1万円です。この高還元率、無料の航空ラウンジ利用を考えるとコスパの良さが窺えます。
そして、還元率はそれほどではないのですが、オリコゴールドでオリコEX GOLD for Bizというカードがあります。こちらは自営業、法人の方で手数料は、特に気にしないと言う場合にお勧めしたいカードです。還元率は0.6%と低いのですが、年間の利用額次第で還元率は最大2倍にアップします。これはすごいことです。つまり、利用額次第で高還元率になるということですから、ものは考えようでしょう。多く税金を払うのであれば、このカードはかなりお得です。
次にお勧めなのは、数百万円の限度額では足りないほどに多額の税金を払っていると言う人向きでしょう。アメリカンエキスプレスビジネスカードがおすすめです。このカードは限度の上限額がありません。還元率はさほど高くはないのですが、マイル交換できるのが有難いところでしょう。たとえば、240万の決済でJALの国内線往復の飛行機代として使えますから、利用価値が大きいでしょう。
このように、用途に合わせた法人カードを賢く使いましょう。
これを機に節税の準備をしましょう!
法人カードが節税対策に一役買ってくれることをご理解頂けたでしょうか。
そうしましたら、節税の準備として、法人カードがお手元にないと言う場合は、ご自身の事業に適したカードを作りましょう。そして、「国税クレジットカードお支払サイト」をご覧になり、どのように支払ったらよいか、予め調べておくことをお勧めいたします。このサイトには利用の際の注意事項、支払手数料等の記載がありますから、この辺りはよくチェックしておくと良いでしょう。
ここで、注意したいのはこの法廷納期限後にクレジットカードで税金を納めると延滞税が発生するということです。
納期は守るようにしましょう。延滞税が発生してしまったら、節税にはなりませんから、くれぐれも注意しましょう。このような基本を守ることから節税は始まります。
法人カードを利用して、節税対策に役立てましょう。そのためにも、スムーズに払うためにはどうしたらよいか、お得な還元率を利用することについて、よく検討すべきです。これを機に節税の準備に励みましょう。